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プレスリリース 2010年

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中国の産業排水処理用途にMBR用ポアフロン精密ろ過膜モジュールを初納入

2010年3月4日
住友電気工業株式会社

 当社と住友電工ファインポリマー株式会社(以下、SFP社)は、このほど、中国において大手化学工場および製鉄工場の産業排水処理用途向けに、MBR(※)用の精密ろ過膜モジュールを初めて受注し、2010年2月末までに納入を完了しました。

 今回納入したMBR用精密ろ過膜モジュールには、SFP社で製造している「ポアフロン」が使用されています。「ポアフロン」は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を用い、独自の加工技術で直径0.1μm程度の微細な空孔を数多くもたせた中空状の多孔質膜材料です。ポリフッ化ビニリデン(PVDF)等の素材に比べて、高強度で耐薬品性に優れているため、膜の汚れに対する洗浄が容易であり、長期間にわたって安定した性能を維持することが期待できます。この膜を多数束ねて、ろ過器として製品化した「ポアフロン精密ろ過膜モジュール」は、2003年の販売以来、日本や韓国の産業排水工場、浄水場、下水処理場に数多く納入し、工場排水の再利用、飲料水の生成、生活排水の浄化などに貢献しています。

 

 今般、こうした実績が認められ、MBRシステムが導入された中国の大手化学会社および鉄鋼会社の有機排水処理で「ポアフロン」を用いた精密ろ過膜モジュールが初めて採用されました。また、中国国内の下水処理場向け、ゴミ焼却場(浸出水処理)向け等にも本製品の納入が内定しています。

 

 環境汚染防止や水不足対策を進める中国において、工場排水の放流規制強化・水の再利用促進が進められており、高度な排水処理が可能な膜処理の需要が、年々増加しています。住友電工グループは、今後も中国をはじめとする新興国での水処理分野に貢献していきます。

 

以上

【補足資料】

ポアフロン水処理モジュールの写真

ポアフロン水処理モジュールの写真

 

【用語説明】

※MBR (Membrane Bioreactor):膜分離活性汚泥法

主に有機物を含む排水の処理方法。活性汚泥(微生物)による有機物分解処理に膜分離を組み合わせたもの。従来の標準活性汚泥法に比べ高濃度にした活性汚泥に排水中に溶解している有機物を効率的に除去させたあと、膜により同じく排水中の微粒子や活性汚泥自体を精度よく固液分離する方法。

 

住友電工ファインポリマー株式会社の概要

(1) 社長 久保彰人
(2) 設立 1999年7月
(3) 資本金 10億円
(4) 本社所在地 大阪府泉南郡熊取町朝代西1丁目950番地
(5) 事業内容 高分子機能材料を用いた製品の開発・製造・加工
(6) Webサイト http://www.sei-sfp.co.jp/

 

・「ポアフロン」は、住友電気工業(株)の登録商標です。

 

ポアフロン精密濾過膜モジュールWebサイト http://www.sei.co.jp/poreflon/

 

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