当社は2001年7月の設立以来、中東を中心とする石油・ガス産出国向けに電力海底ケーブルの製造販売を行っており、なかでもサウジアラビアは近年、沖合い油田・ガス田の開発が本格化し電力海底ケーブルの需要が急増してきていることから、当社としては同製品の生産能力を増強し旺盛な需要に対応することが必要となっておりました。こうした状況の中、当社では、重要顧客であるサウジアラビア国営石油会社Saudi Arabian Oil Company社(以下、「サウジ アラムコ社」)より、電力海底ケーブルの安定供給とともに敷設後の保守メンテナンスの必要性から現地への工場設立要請を受け、当社の中東向け電力海底ケーブル輸出の窓口であり現地の事情に詳しい丸紅メタル(株)とともに、(財)中東協力センターの日本・サウジアラビア産業協力タスクフォース事務局殿のご支援のもと現地調査を行い、両社で製造販売拠点の設立に向けた協議を続けてまいりました結果、このほど合意に至ったものです。
新会社が製造販売を計画するのは5kV~35kVの中圧CV海底ケーブルで、供給先はサウジ アラムコ社に加えて、サウジアラビア政府とクウェート政府が共有するカフジ・ジョイント・オペレーション(「KJO」)及び、その他の中東・アフリカ地域等の沖合い油田・ガス田開発会社を予定しております。新会社は中東・アフリカ地域では初の電力海底ケーブル製造販売会社であり、サウジ アラムコ社からは、日本の最新技術の導入やサウジアラビア人の雇用並びに日本での技能習得プログラム等の点からも非常に歓迎すべき案件であると高い評価をいただいております。
今後の予定としましては、本年7月に新会社を設立後、工場建設に着手、2011年1月頃の操業開始を計画しております。なお、工場用地はサウジ アラムコ社から提供を受ける予定です。
ジェイ・パワーシステムズでは今後とも、電力用電線・ケーブルの安定供給を通して、国内はもとより世界各国における電力インフラ網の整備に貢献してまいる所存です。 |