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プレスリリース 2008年

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世界で初めて CWDM用SFP+光トランシーバを開発

~最大80Gbpsのパラレル伝送(10Gbps×8波長)が可能に~

2008年10月29日
住友電気工業株式会社

 住友電気工業株式会社は、波長1500nm帯で最大80Gbpsのパラレル伝送(10Gbps×8波長)を実現するCWDM(*1)用10Gbps SFP+(*2)光トランシーバの開発に世界で初めて成功しました。

CWDM用SFP+光トランシーバ

 近年、大地震等の自然災害や大規模停電のリスクに対する事業継続計画(BCP)の観点から、災害、停電等に対するリスク対策を施したデータセンターに注目が集まっています。データセンターにはサーバ、ルータ、スイッチングハブ、WDM伝送装置などが設置されていますが、伝送容量の増大に伴い、これら通信装置の高性能化、小型化が課題となっており、通信装置に搭載される光トランシーバに対しても、更なる小型化、高速・大容量化が求められています。

 今回、当社はこうした需要に応えるべく新たに10Gbpsという高速で動作可能なCWDM用レーザダイオードを開発し、これを搭載して最大80Gbpsのパラレル伝送を実現するCWDM用10Gbps SFP+光トランシーバの開発に世界で初めて成功しました。

 本製品の特長は以下の通りです。

(1)

新たに10Gbpsで動作可能なCWDM用レーザダイオードを開発

 従来のCWDM用レーザダイオードは、伝送速度2.5Gbpsで40km以上の長距離を伝送するために設計されていました。当社は、データセンター内での超大容量のデータ伝送や外部インターネットとの接続用として、伝送距離が比較的短距離で伝送速度を10Gbpsに高速化したレーザダイオードの開発を進め、1500nm帯で8波長のラインナップを有するCWDM用レーザダイオードを開発しました。
 開発に際しては、従来の2.5Gbps CWDM用レーザダイオードのチップ構造の最適化を進めると同時に製造プロセスを見直して高速動作化を図り、10Gbpsでの動作を実現しました。また、製造プロセス上での波長制御性の改善を行うことにより、20nm間隔で1470nmから1610nmまでの波長を有するレーザダイオードを歩留りよく製造することが可能となりました。

 

(2)

高密度実装を実現するSFP+フォームファクタを採用

 小型化、低消費電力化を実現し、ラインカードに48ポートという高密度実装が可能となるSFP+フォームファクタを採用しています。これによって、ポート当たりのコストと光ファイバ1本当たりの伝送コストの削減が可能となります。

 

 

 当社では既に本製品のサンプル販売を開始しており、お客先のご意見・ご要望を調査の上、2009年4月から本格的な販売を開始する予定です。本製品のユーザとしてはデータセンターを運用するキャリアやインターネットプロバイダー向けに製品を供給している通信機器メーカなどを想定しています。

以上

 

【用語説明】

 

(*1) CWDM

Coarse Wavelength Division Multiplexing、低密度波長多重
主に1470~1610nm間を20nmの波長間隔で計8 波長の光を多重伝送するシステム(使用波長:1470nm,1490nm, 1510nm, 1530nm, 1550nm, 1570nm, 1590nm及び1610nm)。波長間隔が20nmと広く、温度調節なしでも隣接する波長間による相互干渉がほとんどないために、温度調節用の電力が不要で放熱機構も簡素なものでよく、小型で低価格なシステム構築が可能となる。

 

(*2) SFP+

8.5 and 10 Gbps Small Form Factor Pluggable modules
プラグインで簡単に着脱できる小型高速光トランシーバで、SFF CommitteeでSFF-8431として標準化(MSA)されている。

 
 
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