

パワーシステム研究所は、電力インフラ分野の技術変革(再生可能エネルギー活用拡大、情報通信技術を用いた電力インフラの高度化)に対応した事業開発を行うために、2010年1月に新設されました。具体的には、スマートグリッド(次世代電力網)の構築に必要不可欠な要素技術・製品・機器・システムの研究開発を推進します。
太陽光発電システム

太陽電池が大量に普及し、至る所で電力系統に接続されると、従来電力会社が制御していた電力の品質悪化が懸念されます。将来の電力システムでは個々の太陽電池が電力系統運用者と通信しながら連携し、品質の安定した電力供給網を構築することが予想されます。
当研究所では、このような太陽電池システムの構築を目指した開発を進めています。
分散電力網制御システム

家庭に太陽電池、電気自動車用の充電器、余剰電力を蓄える蓄電池などが設置されて行くと、家庭内および地域内で双方向の電力の流れが発生します。
当研究所では、情報通信技術を活用して、家庭内さらには地域電力ネットワークを安定にかつ最適に制御する技術を開発しています。
パワーコンディショナー、太陽電池

(左図)パワーコンディショナーは、発電した直流電力を交流電力に変換する装置。
電圧調整機能や通信機能を付加し、発電量の変動など自然まかせのエネルギーの問題点をカバーします。
(右図)集光型太陽電池の試作例です。
スマート分電盤、スマートタップ

EMS(Energy Management System)で必要な、使用電力見える化に対応した機器の開発も進めています。
薄膜超電導線
世界で初めて開発した低磁性高強度配向金属基板上に、スパッタ法により中間層を形成した後、レーザ蒸着法によりイットリウム系超電導層を形成しました。
超電導単位面積当たり3MA/cm2以上の臨界電流特性です。
※ビスマス系超電導については、研究部門から事業化の段階に移行し、超電導・エネルギー技術開発部で開発を推進しています。
超電導電気自動車
世界初の超電導モータで駆動される電気自動車を試作し、2008年6月の北海道洞爺湖サミット記念環境総合展にて試乗会を実施しました。