
ライフサイエンス開発室は、当社がもつコア技術をベースにライフサイエンス分野向けの製品開発を推進します。
現在は近赤外光の特徴を応用した組成イメージングシステム「Compovision」の開発、製品化を中心に活動していますが、今後はさらに様々な製品展開を目指しています。
Compovisionの開発

光通信デバイスや材料技術を応用し、物質の組成や濃度分布を、非破壊・非接触でリアルタイムに2次元画像化する「Compovision(コンポビジョン)」の開発を推進しています。 製品や原料などの安全性や品質を管理するための検査システムとして製薬や食品業界への本格参入を目指しています。
Compovisionの特徴
1 非破壊・非侵襲計測
組成の違いや組成の濃度分布を分析する手法として、一般的なFT-IRなどの赤外分光法は、非破壊での測定が難しいという課題があります。Compovisionは、生体や有機物を浸透しやすい近赤外光を利用しており、非破壊・非侵襲(前処理不要)での測定が可能です。
2 リアルタイムイメージング
独自の高速スペクトル判定アルゴリズムを開発したことにより、近赤外線カメラで収集した全ての画素のデータにおいて、リアルタイムで吸収スペクトルによる組成判定を行い、組成の違いや組成の濃度分布を画像化することが可能です。
3 広帯域波長計測
量子井戸構造(ナノメータオーダの厚さをもつ異なる種類の半導体が交互に積層した構造)からなる近赤外線カメラ用センサ材料を新たに開発し、1000~2350nmの幅広い波長領域での測定を実現しました。従来のシステムより波長帯域が広く、水・脂肪・タンパク質などの詳細な成分の違いを高感度で検出することが可能です。
Compovisionのアプリケーション

Compovisionは組成の微妙な変化や違いを二次元画像化します。アプリケーション例としては以下のようなものがあります。
- タンパク質定量検査
- タンパク質変性検査
- 脂肪酸検査
- 水分検査
- 異物(毛髪など)判定
- 脂肪量分布測定