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電子顕微鏡の技術進歩は、物体の構造を原子レベルで解析できるところまで進んでいます。それと歩調を合わせるように、さまざまな分野における製品の高性能化は、ナノメーターレベルでの構造制御が不可欠になってきました。そこで私たち解析技術研究センターでは、ナノ構造解析を1つのコア技術とし、研究開発の支援を行っています。
私が主として担当しているのは、化合物半導体デバイスの解析。中でも、光通信に用いられる半導体レーザの解析を数多く扱っています。半導体レーザはナノメーターレベルの構造を有しており、その中での原子配列変化が製品特性、ひいては信頼性に悪影響を及ぼします。そこで、半導体レーザ内部がどのような構造になっているのかをナノレベルで観察し、不具合の発見やその改善方法の提案を行っています。
解析技術は、単に物体を観察するための技術ではありません。原子配列の乱れや構造異常は、「それがなぜ起こったのか」「どうすれば改善できるのか」という本質解明するためのヒントも教えてくれます。それらを研究開発の担当者や製造部門へ提案し、製品の高品質化・高性能化への道を示すことが、私たちに課せられた役割だと考えています。
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