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アクセス系では、光源であるLEDに代わりLD、MMFに代わりSMFが使われます。LDはLEDに比べてコストが10倍。それを、設計で調整することにより、なんとかコストの抑制を図りました。また、SMFは光導波部分が非常に小さいため、ほんのわずかなズレも許されません。1ミクロン以下の精度でアッセンブリーを行わなければいけないという困難な技術に対しても、レーザデバイスやレンズ、回路など、すべてをいちから考案し、品質の向上とトータルでのコストダウン、そして量産を目指して開発を行ったものです。
この開発の過程では、リスクは大きくとも興味深い技術に積極的にチャレンジしました。もちろん、失敗したものもたくさんあります。でも、チャレンジするからこそ得られた発見も数多くありました。それに、失敗をして「しまった」と思う気持ちが、次の挑戦へのエネルギーにもなりました。
2006年、私たちは3年がかりで開発してきたFTTH時代を主導する「GE-PON」に利用する光モジュールを完成させました。1Gbpsの通信速度を複数回線で共有できる、速度面でもコスト面でも優位性を持つGE-PONは、多くの通信事業者で採用されています。ここで使われたモジュールの開発成功は、まさに「アクセス系を制す」という目標へ向けた取り組みの成果だと言えます。通信における局側の技術であるGE-PONに続き、次の目標は個別の家庭側で活用する光モジュールの技術です。これにより、文字通り、アクセス系を制覇したいと考えています。
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