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ユーザーでの高い評価に加え、将来の成長性への期待から、1984年にはマルチドリルの専門加工会社(東海精密(株))を設立しました。当初の構想では、既存のドリル生産協力会社での新規立ち上げを検討していましたが、トップの思い切った判断で新会社を発足させることにしたのです。
加工設備は、マルチドリル独特の形状を作り込むため、刃先加工機・ブラシホーニング機など、市販機械に頼らずに独自開発をおこないました。新会社設立後も先行きの需要の伸びが予測しにくいなか、増産・設備改造といった積極投資を展開しました。マルチドリルの優れた品質と将来の成長性にはみんなの確信がありましたが、当初は当社の投資基準を満たす成果がなかなか達成できず、何度も本社への事態報告、今後の事業展開の説明を実施しました。
「マルチドリルは午前4時の製品」といった言われ方をしたのも今では懐かしい思い出です。
また、海外展開も当初から進めており、各国のニーズ、ユーザーごとの要求仕様に対応するため現地での生産販売体制を整えました。
1989年のドイツSHFを皮切りに1991年米国SCM、1994年のタイSHT、2005年には中国でも立ち上がりました。現在では生産量の1/3が海外での生産です。また供給能力だけでなく、世界中で同一品質を維持することが重要で、品質監査などの定期的な実施に加え、全社を集めた「ドリルサミット」を2年に1度の頻度で実施しています。
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